医療コーディネーターの必要性と仕事の制限範囲について [健康]
娘の治療が一段落(まだまだこれからとも言えますが)しましたので、母の病気治療に力を入れる事にしました。
母は、3年前から「パーキンソン病」を患っています。
体が痛い、痺れる、力が入らない症状は出ていましたが、当初は何の病気か判りませんでした。
1年前に症状が重くなってから「パーキンソン病」と診断されました。
後になって、「そうだったのか」という感想を持ちました。
先日初めて、近くの総合病院に付き添いで行ってみました。私が希望していた「専門病院への紹介状」を、なんとかお願いしてきました。
もしも、付き添いで行かなければ、紹介状の作成を頼むことは無かったはずです。
何故なら、父も母も紹介状を頼む事について何も言っておらず、もちろん診察の時も一言も言いませんでした。
私が提案していただけだと思ったからです。
一応、診察中に医師へ私の考えは伝えました。
ところが、会計まで済んでから、母が私に「今日、紹介状を頼んでもらいたかった」と言いました。
驚きました。同時にあきれました。
その理由は主に以下の5つです。
1 私が専門病院へ連れて行くと宣言して、一度は承諾したのに後で断ってきた
2 総合病院の外来でさえ行く気が無い
3 前回の外来は行かなかった
4 診察の時に薬をあまり飲んでいなかったことが判明した
5 何をやっても無駄と言い出した
といった状況だったからです。
完全にあきらめている感じでした。
また、様々な方に専門病院に行くようにアドバイスされていた事も聞きました。
1 ケアマネージャー
2 病院の看護師(内緒で)
3 市立病院
などです。
市立病院で専門病院に行くように診断を受けたのに、ほったらかしていたようです。
他の病院に行って意見を聞いた意味がまったくありません。
理由は一つでした。
担当医は、10年前に父の動脈手術を執刀していたため、現在も父の担当医でもあります。
なので、他の医者にかかる事や、紹介状を書いてもらう事について言い辛かったようです。
父も母も私にとても感謝していました。
当初は頼んでいなかったのにです。
むしろ専門病院を勧める事について迷惑そうでした。
結局、父からは頼まれませんでした。
でも感謝されました。
本心では、紹介状を医師にお願いしたかったのです。
もしも私の存在がなければ、もしも私が付き添いで総合病院に行かなければ、専門病院へは一生行く事がなかったでしょう。
こういった事は、他でも起こっているのではないでしょうか?
当事者が「良く判らない」とか「医師に悪くて」などの理由で、適切な医療を受けない事が起きないようにするためには、「医療コーディネーター」が病状や希望している医療を把握し、要所で受診に同席して助言をする必要があると感じました。
実際の所はどうなのか判りません。
しかし、多くの方が専門病院に行くようにアドバイスしても、結果的に行っていない事実がここにあります。
結局、アドバイスだけではダメだということです。
「医療コーディネーター」の業務に制限範囲がありますが、受診時の同席や助言に制限があるならば直ぐに変更すべきです。あるいは、常識的な判断が出来るのであれば「ケアマネージャー」が担ってもいいと思います。
本来なら、肉親、親戚、友人がすべき事ですが、大体は仕事をしているので、受診の状況や当事者の希望を聞き出すのは難しいです。
私にも遠慮していたため、今回のように初めて付き添いに行って、両親の希望通りに事が進められたのは幸運です。
最後に、担当医が専門の病院を勧めなかった事について、以下の意見がありましたが、理解できません。
1 週に一度総合病院に通っている医師だから
2 パーキンソン病の専門医ではないから
その追求は無用なのでしません。
一日も早く専門病院に連れて行きたいです。
適切な医療を受けさせる事って難しかったりしますよね
医師とのコミニケーションもなかなか難しいですね
永六輔もパーキンソン病でしたね
by スミッチ (2012-07-16 09:49)
スミッチ san
「自分じゃなかなか言えない」ということって、結構ありますよね。
永六輔は声が変わってしまいましたね。
niceとコメントありがとうございます。
by こう (2012-07-16 11:59)