写真の中の人 [最近思う事]
一昨日(平成25年5月29日)に母が亡くなりました。
遺影を作成するために写真の選定をしている時、
「もう、写真でしか会えない、写真の中の人になってしまったなぁ」
と思いました。
母は平成25年5月23日の21時頃に救急車で近くの病院に搬送されました。
・重症の肺炎
・脱水症状
・高熱(39度以上)
既に意識は無く、瀕死の状態でした。
自分では呼吸がほとんど出来ない状態のため、
直に人工呼吸にしたそうです。
レントゲンやMRIの写真には器官挿入のチューブが写っていました。
運ばれた時は本当にひどい状況でした。
・肺はほとんど白くなっていて、健康な部分があまり見られない
・血液中の必要な酸素濃度は40%程度
・血圧は上が50ぐらい
・血液中のばい菌は通常の100倍
・肺の中に蔓延したばい菌が全身に広まっていた
手当により状況が好転しました。
・人工呼吸器により、酸素濃度は100%近く
・血圧は薬により上が90ぐらいまで回復
・心拍数は140/分あって、それは最後の方まで継続
病院に運ばれた時は集中治療室にいましたが、翌日には一般の病室に移されました。
翌日の夕方に担当の内科医から前述の説明を受けました。
危険な状態であるということです。
治療について説明がありました。
・人工呼吸器は継続
・抗生物質の投入を継続
・対ばい菌用の血液製剤の投入
治療によるばい菌の退治とばい菌の繁殖速度のどちらが上回るかで、
母の運命が決まる状況でした。
5月26日までは、声をかけたり、顔を触ったりすると反応したのですが、
27日からは反応が無くなりました。
また、27日に撮ったレントゲン写真には全体が真っ白になった肺が写っていたそうです。
そして、29日の夕方に容態が急変して、一時間程で亡くなりました。
私は、15時頃に面会に行って、自宅に帰ったところで容態の急変の連絡を受けました。
病院までは一時間近くかかるため「慌ててももう間に合わない」と思いましたので、
のんびりして行きましたが、到着の5分前まで母は頑張っていました。
到着して直ぐに担当医と一緒に瞳孔見て、死亡を確認しました。
振り返れば、今月の始めから衰弱が激しくなっているのが明らかだったので、
もう少し手を尽して最悪の事態を回避することが出来たと思います。
衰弱してあまり動けないので、父はひどい状況になっているのか、寝ているのかわからなかったそうです。
色々と振り返ってしまいますが、
「もう過ぎた事だから後悔せずに今の状況を素直に受け止めよう」と
心の中で言い続けるようにしています。
それにしても、辛いですね。
2013-05-31 06:58
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コメント(2)
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ご愁傷様です。辛いですね。
私の父のときも、そして最近の叔母が亡くなった時も・・
やっぱり肺炎がきっかけだったようです。
なんと申し上げていいか・・わかりませんが・・ご冥福を
心からお祈りいたします。
by toyo (2013-05-31 07:55)
ご愁傷様です。お母様の冥福を心からお祈りします
どうしても色々と振り返ってしまいますでしょうけど
過ぎたことですから、母が亡くなるのは特につらいですよね
by スミッチ (2013-06-02 10:48)